十一代 長岡空権 造 出雲焼茶碗 銘 佳日  共箱 尋牛斎箱

茂三形の茶碗で、見込みに刷毛目が一筋、描かれています。楽山焼は島根県松江、松平家2代藩主 綱隆公の要請で、1677年 に萩焼の陶工、倉崎権兵衛が築窯。4代まで続くが廃窯し、その後、7代藩主・松平不昧が長岡住右衛門貞政に再興させ、現在に至る。
 
【長岡空権】
昭和  4年・1929年 島根県松江市の楽山焼窯元の家に生まれる。
昭和22年・1947年 旧制松江中学卒業。祖父九代空味、父十代空處に師事
昭和35年・1960年 坂高麗左衛門に 師事
昭和46年・1971年 七代住右衛門を襲名、楽山焼十一代 空権を号す
昭和59年・1984年 田部美術館茶の湯造形展入賞
昭和62年・1987年 日本伝統工芸展に連続入選、日本工芸会正会員になる
平成12年・2000年 島根県指定無形文化財に認定される